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川本恭平

1992年12月、杉並の高円寺駅と阿佐ヶ谷駅のちょうど中間に生まれ、高円寺の祝祭性と阿佐ヶ谷のアカデミズム的雰囲気の両方を身につける。また伝説的演劇人寺山修司が最期を迎えた河北病院が生家の近隣に位置するため自分を寺山の生まれ変わりだと勘違いするようになる。

小学校では寡黙な画家志望少年と生意気漫才小僧の間を揺れ、学芸会の和尚さん役で大ウケしてハゲキャラとしての才能を自覚する。中高ではカーレースに魅力を感じ自動車部に入部。HONDAエコマイレッジチャレンジgroup1で優勝する車体を設計。チームでものを作ることに生き甲斐を見いだす。

 

けれども、進路に迷う18の冬、たまたま見たエディト・ピアフ演じる天才女優大竹しのぶのドキュメンタリーに衝撃を受け、自分は大竹しのぶになれると思い込み大学から演劇活動を開始。程なくして性別の壁に挫折する。すると今度は演劇界の寵児野田秀樹が自分の父親だと思い込みイギリスに留学するもその後目立った活動はなし。

アングラからお笑い、アカデミズム、エンターテイメント等、作風がブレブレになりながらも川本ブランドを築きあげようと日々企んでいる。主な作品に『ライト』(2013、作・演出)、『Little Talks』(2014、総合演出)、主な出演に『ワーニャ伯父さん』(2015)等多数。

よく人から言われる言葉は「ハゲ」と「うるさい」。

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